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女性と子どもが働く歴史

男女平等のテーマでスウェーデンで視察訪問をすると、現状や最近の取り組み、最近の出来事や議論の話をよく聞きますが、100年前とか、もっと前のことはあまり聞きません。 スウェーデンに住んでいるといつでも無料で大学で勉強できます。日本からスウェーデンに戻って勉強を少し楽しむことにしています。この春はスウェーデンの歴史のコースをとっています。特に市民の視点から見た歴史です。一般の人はどうやって生計をたてていたか、どんな仕事、どんな働き方をしたのか。家族や人々の付き合い、住宅、家族の経済状況などです。 100年以上前は、ほとんどの人が農業の仕事をしていました。しかし、18年代に産業化が進み、1910年のころは農業で働く人は働く人口の半分に下がっていました。当時のスウェーデンは女性だけではなく、子どももよく働いていました。 新しくできた工場での仕事は危険で厳しかったです。そのため女性と子どもをある程度守るための法律が出来ました。1833年以来、9歳以下のこどもの労働は法律で禁止されていたが、1881年に、学校を卒業していない、12歳以下の子どもを雇用することが禁止された。現在、13歳以下の子どもは基本的に働いてはいけないことになっています。そして18歳で成人になるまで、仕事の制限がいろいろあります。 女性は、19年代のはじめ、一部の業界や夜中の仕事が禁止されました。当時、男性は稼ぐ、女性は主婦という考え方が主流でした。女性の収入は男性に比べ低かったです。このころ、女性は運動をはじめ対等な仕事に対等な賃金を求めました。 スウェーデンが参加しなかった第2次世界戦争が終わったところの1950年代、農業で生計たてている人は20%だけに下がっていました。1970年は5%に。 戦後の産業界は成長して労働力が足りませんでした。それで女性が魅力的な労働力になって女性が次々と働くようになりました。このころ、スウェーデンの各種福祉政策も導入されました。例えば無料の給食、児童手当、3週間の有給休暇、皆のための健康保険などです。 1939年、妊娠や結婚を理由に女性を首にすることが禁止になりました。 1950年は主婦が多かった時代として知られています。当時、女性の30%が家庭のそとで働いていました。2000年は75%でした。多くの女性が社会福祉の分野で働いています。 今のスウェーデンでは、女性が働くのが当たり前で、逆に仕事をもっていなければ、まずは「失業者」として分類されるでしょう。日本からスウェーデンに戻ってきて感じています:仕事をもっていない人は「何もの?」と少し怪しい存在です。徹底的な個人主義と自立主義のスウェーデンでは、仕事をしていなければどうやって食べているの?と思われます。だれかに、どこかに、依存することが少し怪しげなこととして見られます。 スウェーデンは男女平等(女男平等でもいいのでは?)の国として知られていますが、まだまだ賃金の違いなど、平等ではない点がいろいろ議論されていて、政治の争点にもなります。

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