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新しい内閣ができるまでのプロセス

9月14日の投票日から1週間以上立ちました。投票日の夜に出た結果は曖昧なものになってしまいました。新政権のすがたはまだあまり見えませんが社会民主党(社民党)が保守党(穏健党)に比べてより多くの支持を得て政権交代が可能になりました。社民党が環境党と組んで新政権の中核になるかたちにはなったけれども、有権者の38%だけの支持で内閣を組むことができるのでしょうか。新しい内閣ができるまでのプロセスとそのスケジュールを説明します。 9月15日 現在の首相が国会の議長に辞職届を提出しました。その後のプロセスをリードするのは国会の議長です。社民党は環境党のほかに左党も追加して新しい連立を組むだろうと思われていましたが、この日は、社民党のリーダーは「左党と組むつもりはない」と明言して左党のリーダーがとてもがっかりした様子でした。 9月17日 国会の議長が各政党の党首と順番に会合をもって、だれが安定した内閣を組めるかを打診し始めました。内閣を組むことができても、11月15日までに提出しなかければならない予算案を国会で採択してもらうことができるのでしょうか。そのことも課題としてあがりました。 9月18日 各党首と相談を重ねた結果、議長は社民党のステーファン・ロベーン(Stefan Löfvén)党首に内閣を組むよう依頼しました。 次にロベーン党首は環境党以外の、前政権の連立に入っている政党に声をかけて協力の可能性を探ることになりましたがどこも好意的ではありません。 スウェーデン民主党(SD)は13%の得票率でスウェーデン第3党になったのですが、ロベーン党首はスウェーデン民主党の移民政策をまったく受け入れることができないから一切相手にしないと決めています。同時にスウェーデン民主党がキャスティング・ボートを握ることができるような選挙結果になったので、社民党の党首はスウェーデン民主党の影響力をなるべく阻止したいと言っています。 現在、社民党と環境党が予算案の作成に向けて交渉をはじめているところです。 これからのスケジュールです: 9月29日 新しい国会が初めて招集されます。新しい国会議長を選びます。新しい議長が前の議長から、新政権形成のプロセスをリードする役割を引き継ぎます。 9月30日 国王も参加する新しい国会の開会式。 10月2日 この日は国会が初めて新しい首相を選ぶことができる日です。議長が新政権を形成するプロセスを進めて、国会で首相に選ばれる可能性のある首相候補ができた時に国会に新首相の提案をします。国会がその提案を受け入れたら新しい首相の誕生です。そこからは、新首相が組閣を進めます。 10月3日 新首相が2日に決まった場合、施政方針演説の可能性があります。 11月15日 予算案を国会に提出する締め切りです。予算案は組閣後三週間以内に国会に提出する必要がありますが、この締め切りがあります。組閣も終わっている必要があります。 ちなみに辞職表明をしたラインフェルト(Reinfeldt)首相は投票日以来メディアに出ない方針をとっています。国会議長との重要な相談会やその後の記者会見も、国会内の保守党議員グループのリーダーに任せています。次の写真は国会議長に挨拶しているアンナ・シンベリュ・バトラ(Anna Kinberg Batra)です。次の保守党のリーダーは女性でしょうか。 ラインフェルト首相は今日から、ニューヨークで開かれる国連の総会と温暖化会議に参加しています。その関連で投票日以来、初めてメディアに出る予定になっています。まだ若いラインフェルトさんは、8年間の首相経験をもってこれからどんな仕事を狙っているのでしょうか。

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