Monthly Archives: July 2014

スウェーデンはNATO加盟へ?

スウェーデンの政治のお祭り「Almedalen」は終わりましたが、参加してたくさんの印象が残っています。その一つはNATO(北大西洋条約機構)のことです。外交のセミナーでスウェーデンの外務大臣はスウェーデンがNATOに加盟すべきだとはっきり言いました。これは連立政権の第1党(穏健党)の方針です。はじめて知りました。一般的にあまり議論されていないので、スウェーデン国民はこのことをどこまで知っているのでしょうか。最大の野党、社会民主党はNATO加盟に反対ですが、声を大きくすることはなく黙っているようです。NATOに加盟することは核の傘の下に入ることも意味します。日本はアメリカの核兵器の傘の下だということはつねに意識していますが、スウェーデンも核兵器に頼る方針に?とてもびっくりしました。   穏健党(Moderaterna)の外交セミナーで話しをする外務大臣Carl Bildt(カール・ビルト)(パネル右手の薄いブルーのセーター)。 セミナーが終わってテントから出てきた外務大臣。Almedalenでは有名政治家が目にしやすいです。警備員はついていますが、普通の人として歩き回ったり、一般市民に近いです。話しかけてみようと思えばできそうな感じです。次のイベントに行くのに忙しいと思いますが。。。

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議論:原発事故にどうやって備える

トーマス・コーベリエルさんが日本の3.11後の状況を紹介してから、早速議論。 与党穏健党の国会議員(右)、環境党の国会議員(左)、そしてゴットランド島に放射能の汚染が来てしまえば、除染の責任者になる行政の方(真ん中)の3人のパネル。 私も質問をするチャンスがありました。「皆さんがテレビを見て、日本人が津波と地震については非常に冷静で組織的に動いていたことに気付いたと思います。それは子どものときからの繰り返しの教育と訓練の結果です。しかし原発事故についてはだれも何も知識がなかったのでたいへん混乱しました。スウェーデンの子どもたちは学校で原発事故に対する備えについて何を学ぶべきだと思いますか。」 環境党議員:「今は何も教育がない。ちゃんと教えるべき。」 穏健党議員:「自分はバッシェベック原発の近くに住んだことがある。そこはすべての子ども達が原発を見学する機会があったので、原発についてはよく知っていた。しかし、事故があった場合どうすればいいかという教育はなかったと思う。そのことも教えるべきだ。」 日本はどうでしょうか。3.11を経験してから、学校の子ども達に地震訓練と同じように原発事故の訓練もするのでしょうか。

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トーマス・コーベリエルさん、福島の現状を紹介

日本の自然エネルギー財団理事長トーマス・コーベリエル(Tomas Kåberger)さんが原発反対運動のイベントで講演をして福島原発事故の背景や現状を紹介してから再生可能エネルギーの状況も紹介。日本はアメリカより早いスピードで太陽光発電パネルを設置しているそうです。

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3308のイベント、2万人以上の参加

今年は9月の総選挙があるから特に集まる人が多く、イベントも多いです。 3308のイベントのカタログ。400ページ。 これは年間のイベントで去年は2万人の参加でした。今年はもっと多いので何人になるのでしょうか。 社会問題、社会づくり、民主主義、外交、などなどを議論する一週間です。日本は似たようなイベントはまったくないと思います。 市民団体も多く参加して、スウェーデンの原発反対運動もその一つです。

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「政治のお祭り」Almedalen(アルメダーレン)

今週は、「政治のお祭り」といえる大イベントに参加するため、スウェーデンの島ゴットランドに来ています。スウェーデン語ではAlmedalen(アルメダーレン)というイベントです。Almedalen はゴットランドにある中世の町Visbyの公園の名前です。このイベントが1968年にはじまった場所です。 イベントの公式サイト:http://www.almedalsveckan.info/

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